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米軍機訓練で代替地選定へ 馬毛島の買収難航 九州、四国の空港が軸 防衛省

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米軍機訓練で代替地選定へ 馬毛島の買収難航 九州、四国の空港が軸 防衛省

 北朝鮮への米軍の大規模攻撃ではグアムの爆撃機と並び空母艦載機は中核をなす。空母への着艦は高度な技術が求められ、ロナルド・レーガンが横須賀で整備や修理を受けている間にFCLPができなければ、艦載機パイロットの技量の維持・向上に支障をきたす。

 在日米軍再編で艦載機の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)への移駐が決まったのは平成18年で、FCLPの移転候補地に馬毛島が浮上したのは翌19年。艦載機の岩国移駐は実施段階に入っており、FCLP移転のタイムリミットはとうに過ぎている。

 馬毛島移転が頓挫したからといって岩国でのFCLPは地元の反対のため不可能で、硫黄島(東京都)で続けざるを得ない。硫黄島まで厚木から約1200キロだが、岩国からは約1400キロと遠ざかり、「効率が悪く、往復する際の天候悪化や機体トラブルの危険性も高まる」(政府高官)と懸念される。

 馬毛島は岩国から約400キロと近く、政府内には土地所有者の譲歩に期待をつなぐ声もあるが、「譲歩する可能性は低い」(同)とされ、防衛省は最大の難局を迎えた。(半沢尚久)

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