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【北ミサイル】米朝「冷戦」時代に突入 「抑止・圧力・封じ込め」 米政権はソ連崩壊を手本に長期戦略へ

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【北ミサイル】
米朝「冷戦」時代に突入 「抑止・圧力・封じ込め」 米政権はソ連崩壊を手本に長期戦略へ

米戦略軍のジョン・ハイテン司令官にエスコートされるジム・マティス米国防長官(左)=14日、米ネブラスカ州ベルビュー(AP) 米戦略軍のジョン・ハイテン司令官にエスコートされるジム・マティス米国防長官(左)=14日、米ネブラスカ州ベルビュー(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮が15日、国連安全保障理事会による北朝鮮追加制裁決議に対抗する形で弾道ミサイルを発射したことで、トランプ米政権は核・弾道ミサイル開発を放棄する意思が全くない北朝鮮に対する国際社会の「平和的圧力」戦略の限界を改めて思い知らされた。北朝鮮がいよいよ核戦力体制を確立させようとする中、米朝は一触即発の衝突の危機をはらんだ「冷戦」の時代に突入した。

 米戦略軍のハイテン司令官は14日、中西部ネブラスカ州の戦略軍司令部で記者団に対し、北朝鮮による今月3日の核実験について「水爆とみられる」との分析を明らかにした上で、北朝鮮は遅かれ早かれ大陸間弾道ミサイル(ICBM)に核弾頭を搭載して戦力化できると指摘した。

 「北朝鮮核武装」というもはや避けられない現実に対し、トランプ政権は「北朝鮮を核保有国として認めない」(ソーントン国務次官補代行)との立場を簡単に崩すことはない。

 しかし、経済制裁による国際包囲を軸とする現在の「平和的圧力」で北朝鮮を核放棄に向けた対話の席に着かせることが極めて困難であることが明白となってきたのを受け、米政権は「次の手」に静かに軸足を移しつつある。

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