産経ニュース

【北ミサイル】「朝鮮半島から手を引け」 発射に込めた金正恩氏の意図を読み解く

ニュース 国際

記事詳細

更新

【北ミサイル】
「朝鮮半島から手を引け」 発射に込めた金正恩氏の意図を読み解く

観光船から下船し、桟橋を渡る中国人の観光客ら=12日、北朝鮮の羅先特別市の羅津港(AP) 観光船から下船し、桟橋を渡る中国人の観光客ら=12日、北朝鮮の羅先特別市の羅津港(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が15日に強行した日本越しの弾道ミサイル発射の裏には、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のさまざまな意図と計算が垣間見える。

 「米国の執権者らに再び忠告する」。党機関紙、労働新聞は15日、論説でこう前置きし続けた。

 「国を破滅の泥沼に追い込みたくなければ、朝鮮半島問題から手を引く賢明な選択をすべきだ」

 北朝鮮がトランプ米政権に求めてきた「正しい選択」の中身もまさに「朝鮮半島に手を出すな」ということだ。米領グアム沖へのミサイル発射計画を公表したのも、グアムが朝鮮半島に急派される戦略爆撃機の出撃拠点だからだ。米韓軍事演習など半島への介入から手を引かなければ、前線基地をたたくとの脅しだ。

 今回、ミサイルは約3700キロ飛行し、方向を変えれば、平壌から約3350キロのグアムに十分届くと実証してみせた。8月29日の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射では、飛距離は約2700キロにとどまり、目標水域に達しなかったとの分析もあった。

 ただ、実際にグアム沖に撃ち込めば、米国へ“宣戦布告”をするようなもので、迎撃される危険もある。制限した方向への発射で、米国への過度な刺激を避けつつ飛行距離を伸ばすという計算が読み取れる。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「朝鮮半島から手を引け」 発射に込めた金正恩氏の意図を読み解く
  • 「朝鮮半島から手を引け」 発射に込めた金正恩氏の意図を読み解く
  • 「朝鮮半島から手を引け」 発射に込めた金正恩氏の意図を読み解く

関連トピックス

「ニュース」のランキング