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露記者「過激主義」で有罪 汚職疑惑報道「恥ずべき判決」批判も

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露記者「過激主義」で有罪 汚職疑惑報道「恥ずべき判決」批判も

アレクサンドル・ソコロフ氏 アレクサンドル・ソコロフ氏

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアで政権主導の大規模公共工事をめぐる巨額横領疑惑を報じたジャーナリストが、「過激主義組織」の運営に携わったとの不明瞭な理由で有罪判決を受け、国内外で「恥ずべき判決だ」と強い批判の声が上がっている。

 モスクワの裁判所は8月10日、露経済紙RBKで調査報道を手がけていたロシア人ジャーナリスト、アレクサンドル・ソコロフ氏に禁錮3年6月の有罪判決を下した。インターネット上で、政治家の言動をより厳しく監視するための法改正を求めた同氏の運動が、ロシア国内で活動を禁じられた「過激主義」組織と関係があると判断されたためだという。

 しかし、ソコロフ氏や国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は、同氏への訴追は露極東の宇宙基地開発をめぐる記事が理由だったとの疑念を示している。

 ソコロフ氏が執筆したのは、アムール州で建設された「ボストーチヌイ宇宙基地」における巨額横領疑惑をめぐる記事。2015年7月上旬に掲載され、その直後に同氏は拘束された。宇宙基地建設はプーチン大統領が主導したが、受託企業による横領が相次ぎ発覚し、ロイター通信によると総額930億ルーブル(約1800億円)もの投資が使途不明になったといわれる。

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