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露とベラルーシが合同軍事演習 10万人超参加か 警戒強めるNATO

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露とベラルーシが合同軍事演習 10万人超参加か 警戒強めるNATO

11日、軍事演習参加に向けて移動するベラルーシ軍の戦車(AP) 11日、軍事演習参加に向けて移動するベラルーシ軍の戦車(AP)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアとベラルーシが14日に合同軍事演習「ザパド(西方)2017」を開始し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が警戒を強めている。公表数を大幅に上回る兵士の参加や、演習終了後も現地に兵器が留め置かれる可能性が指摘されているためだ。ロシアは脅威を否定するが、NATO側は情勢を注視している。

 露国防省の発表によると、ザパド2017には露・ベラルーシから将兵計1万2700人、艦船10隻、航空機・ヘリコプター70機、戦車250両などが参加。対テロを目的に、両国西部で20日まで行われる。

 しかし欧州からは、発表人数とは異なり「10万人超が参加する」(ドイツのフォンデアライエン国防相)との声が相次いでいる。欧州高官らは演習準備の動向から、実際の参加人数が膨大である事実が読み取れるとしている。

 英メディアは、ロシアがこれまでも1つの演習を分割して別の演習と主張することで、参加人数を低く見せてきたと指摘している。ロシアはこれにより、他国からの演習監視要員の招待義務を回避してきたという。

 さらに米欧州軍のホッジス司令官は、ロシアが演習後も欧州諸国に近いベラルーシ領内に兵器や人員を残す可能性があると指摘した。NATO側は特に、長距離ミサイルや偵察用小型無人機(ドローン)が新たに配備される事態を懸念しているという。

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