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【北朝鮮制裁決議】石油規制は限定的だが…繊維禁輸、北労働者規制の効果に期待

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【北朝鮮制裁決議】
石油規制は限定的だが…繊維禁輸、北労働者規制の効果に期待

   

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮に対する新たな制裁決議は石油精製品、原油の規制に初めて踏み込んだ。石油関連の輸出の上限設定は「不十分」(専門家)との声が上がる一方、繊維製品の禁輸措置が新たに盛り込まれ、外貨獲得の大きな締め付けとなる効果が期待される。

 米当局者によると、北朝鮮は年間約400万バレルの原油を輸入。その大半を中国に依存し、中国の遼寧省丹東から北朝鮮へ延びるパイプラインが「生命線」となっている。今回の決議で、中国-北朝鮮の原油供給ラインは、現状の水準で「凍結」することに落ち着き、北朝鮮の核・ミサイル開発にどれだけ打撃を与えるかは不透明だ。

 一方、年間約450万バレルを輸入する石油精製品は「削減」に踏み込んだ。年間200万バレルを上限と設定し、決議が厳格に履行されれば、輸入量の約55%が削減されるという。

 効果が最も期待されるのは、年間約7億6千万ドル(約800億円)を稼ぐという主要産品の繊維製品の禁輸措置だ。スーツなど衣料品も含まれ、最大の輸入先は中国とされる。

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