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台湾・蔡英文総統につきまとうデモの影…アプリでわかった背後にはやはり「アノ国」?

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台湾・蔡英文総統につきまとうデモの影…アプリでわかった背後にはやはり「アノ国」?

19日、台北市内で行われたユニバーシアード台北の開幕式で、旗手だけが入場した際の様子。中国は選手団が式前に到着せず、元々欠席予定だった(ロイター) 19日、台北市内で行われたユニバーシアード台北の開幕式で、旗手だけが入場した際の様子。中国は選手団が式前に到着せず、元々欠席予定だった(ロイター)

 一方、自由時報は7月18日付で、「情報当局が抗議団体の背後に中国当局の介入があるとみている」と報じた。同紙は、情報当局者の話として、年金制度改革に関する流言飛語が中国の無料通信アプリ「微信(WeChat)」や中国人が海外に設置したウェブサイトを通じて発信されており、抗議活動に中国当局との関係が疑われている中台統一派の政治団体「中華統一促進党」の所属員が動員されて人数不足を補っていると伝えた。総統府の林鶴明報道官は、同紙の報道について「評論しない」と否定しなかった。

 8月21日付の同紙は、台北ユニバ開会式の抗議デモの中に、中国国旗を掲げて「台湾はゴミだ」「どうせ蔡英文に(台湾)独立はできない」などと年金制度と関係のないスローガンを叫ぶ者がいたと報道、改めて背後に中国がいる可能性を指摘した。「台湾を見くびりすぎだ」との蔡氏にしては珍しく攻撃的な書き込みも、中国の存在を意識している傍証といえるかもしれない。

 開会式での抗議デモを主催した団体の一つは、台湾メディアに対し、今後も抗議活動を続けると主張した。年金改革法は蔡氏の署名を経て8月9日に成立・公布されている。デモ隊は内憂なのか外患なのか、本当の狙いは何か。事態の着地点は当面、見通せない。

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