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台湾・蔡英文総統につきまとうデモの影…アプリでわかった背後にはやはり「アノ国」?

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台湾・蔡英文総統につきまとうデモの影…アプリでわかった背後にはやはり「アノ国」?

19日、台北市内で行われたユニバーシアード台北の開幕式で、旗手だけが入場した際の様子。中国は選手団が式前に到着せず、元々欠席予定だった(ロイター) 19日、台北市内で行われたユニバーシアード台北の開幕式で、旗手だけが入場した際の様子。中国は選手団が式前に到着せず、元々欠席予定だった(ロイター)

 台湾の蔡英文政権が反政権デモに頭を悩ませている。軍人、公務員、教員を対象にした年金制度改革に反対する退役・退職者が中心だが、蔡総統の非公開日程の現場にも現れて時に暴徒化する。台北ユニバーシアードの開幕式では、デモ隊の妨害で選手団が一時、入場できず「国際的な笑いもの」(行政院報道官)となった。政権側は、デモ隊の背後に中国当局の影を見いだしているようだ。(台北 田中靖人)=※8月28日にアップした記事を再掲載しています。

 蔡総統が「激怒」

 19日夜に台北市内の陸上競技場で行われた台北ユニバの開幕式。国名のアルファベット順に始まった選手団の入場に異変が起きた。「C」以降は各国の国旗を持った旗手のみ。さながらボイコットが続いているような印象に、蔡総統と並んで立つ柯文哲台北市長の表情はこわばってみえた。

 状況はすぐに明らかになった。年金改革に反対するデモ隊の数十名が警察の3重の規制線の2つを突破。会場入り口付近に発煙弾を投げ込んだため、危険を感じた選手団が隣の屋内競技施設にとどまり、入場の列が途切れたのだ。警察はデモ隊を強制排除し、選手団は約30分後に入場を再開した。だが、旗手はおらず、どの国の選手団なのか判然としない、しまりのない開幕式となった。

 中国からの圧力で、国際社会で存在感を示す機会が少ない台湾にとり、約140カ国・地域から選手ら約1万2000人が参加するユニバーシアードは一大イベント。その開幕式の混乱に、世論は「醜態だ」(自由時報)などと反発し、批判の矛先はデモ隊に向かった。

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