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盤石メルケル氏、論戦は低調 独総選挙まで1カ月

経済紙のイベントで講演するドイツのメルケル首相=23日、ベルリン(ロイター) 経済紙のイベントで講演するドイツのメルケル首相=23日、ベルリン(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会選挙は9月24日の投開票まで1カ月に迫った。メルケル首相の保守系与党の圧倒的な優位は動かず、連立相手でライバルの中道左派、社会民主党は争点づくりに苦慮。メルケル氏は戦後最長だったコール元首相と並ぶ4期16年の長期政権に向けて視界が広がってきた。

対決回避

 「選挙結果はもちろん、まだ決まっていない」

 メルケル氏は12日、選挙運動の本格始動となった集会で演説し、最後に付け足すように語った。だが、社民党首相候補のシュルツ党首への言及は1回。「相手を無視した」と報じられ、「見くびっているのではない」と説明に追われた。

 最近の世論調査では、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟は支持率39%で社民党の24%を引き離した。難民流入などで下落した支持率を回復させたメルケル氏は、逃げ切りを図るかのようにシュルツ氏との対決を控え、堅調な経済など実績を強調する姿勢が目立つ。

 一方、シュルツ氏は、白人至上主義者への「擁護」発言が問題化するトランプ米大統領に明確な態度を示さないメルケル氏を「臆病だ」と批判するなど国内外の時事問題を次々取り上げて攻めるが「(見えない相手との)シャドーボクシング」ともいわれる状態だ。

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