産経ニュース

【トランプ政権】バノン首席戦略官「北に軍事力使わず」 トランプ氏と矛盾、「差別発言問題」でも孤立

ニュース 国際

記事詳細

更新

【トランプ政権】
バノン首席戦略官「北に軍事力使わず」 トランプ氏と矛盾、「差別発言問題」でも孤立

1月、トランプ米大統領(左)とオーストラリアのターンブル首相の電話会談に同席するバノン氏(右、ロイター) 1月、トランプ米大統領(左)とオーストラリアのターンブル首相の電話会談に同席するバノン氏(右、ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスのバノン首席戦略官兼上級顧問は16日公表された米左派系雑誌「アメリカン・プロスペクト」(電子版)とのインタビューで、北朝鮮情勢について「軍事的解決策はない」と述べ、北朝鮮の核放棄に向けて軍事力を行使する選択肢を否定した。

 「軍事的選択肢も排除しない」とするトランプ政権の立場と矛盾する発言で、最近のトランプ大統領による「人種差別発言」の問題などでホワイトハウス内部で孤立を深めるバノン氏に対する風当たりが一層強まる可能性がある。

 トランプ政権は「北朝鮮による核放棄」を最終目標に掲げ、現時点で北朝鮮への先制攻撃は否定する一方、米国の安全を脅かすような挑発行為に対しては軍事的選択肢をとると警告しつつ、外交・経済解決に向けて北朝鮮に国際包囲網による圧力をかけている。

 しかし、バノン氏は同誌に「(開戦から)最初の30分でソウルにいる約1千万人が(北朝鮮の)通常兵器で死亡するという難題を一部でも解決しない限り、(軍事的選択肢など)お話にならない」と一蹴した。

 トランプ政権の北朝鮮政策は、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官、マティス国防長官を軸に策定されており、バノン氏は実質的に「カヤの外」に置かれている。

続きを読む

「ニュース」のランキング