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「選挙不正で1200人死亡」悪夢再燃も ケニア大統領選後の死者11人に 選管「現職が勝利」で野党系の抗議拡大

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「選挙不正で1200人死亡」悪夢再燃も ケニア大統領選後の死者11人に 選管「現職が勝利」で野党系の抗議拡大

11日、ケニアのナイロビで、現職ケニヤッタ大統領の再選を祝う支持者ら(ゲッティ=共同) 11日、ケニアのナイロビで、現職ケニヤッタ大統領の再選を祝う支持者ら(ゲッティ=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】ケニア大統領選で、選管当局が現職のケニヤッタ大統領(55)が勝利したと発表したのを機に、首都ナイロビなどで野党支持者らの抗議行動が広がり、ロイター通信は12日、少なくとも11人が死亡したと伝えた。

 10年前には大統領選の不正疑惑を機に1200人が死亡し、60万人が避難民となる民族対立が起きており、同様の事態に発展するのでは-との懸念が強まっている。

 選管当局は11日、ケニヤッタ大統領が投票総数の54・3%を獲得して勝利したと発表。野党指導者のオディンガ氏(72)の得票率は44・7%だった。

 ナイロビや西部キスムなどでは、開票結果に不満を持つ人々が街頭で抗議行動を展開。警官隊が鎮圧に当たった。ロイターは治安当局者の話として、ナイロビで11日夜以降、9人が警官隊に撃たれるなどして死亡したと伝えた。これとは別に男女1人ずつが死亡したという。

 同国内務省は、事態は大規模なものではないとした上で、問題を起こしているのは「商店などを襲撃しているギャングで、彼らはデモを行っているわけではない」と強調した。

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