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【ニュースの深層】中国企業が円谷プロに無断で“中華ウルトラマン” 中国国内からさえ「権利侵害だ」

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【ニュースの深層】
中国企業が円谷プロに無断で“中華ウルトラマン” 中国国内からさえ「権利侵害だ」

中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」のポスター。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから 中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」のポスター。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから

ウルトラマンをめぐる海外における複雑な争い

 中国企業側は、中国の大手交流サービス「微博(ウェイボー)」に、中国内の著作権の帰属に関する「民事裁定書」や「著作権声明書」などを投稿して「正当な権利を主張する」と円谷プロに反論している。

 実はウルトラマンシリーズは初期作品の海外での利用権が誰にあるかをめぐって、複数の国で長期間にわたって係争になっている。

 76年に円谷プロがタイ人企業家と交わしたとされる利用権譲渡の契約書が発端。タイの警察が契約書は偽造と認定したが、他国の司法判断に影響を及ぼさず、判決がまちまちなのが実情だ。

 さらに、このタイ人企業家から海外での利用権を再譲渡されたと主張する日本企業が存在。事態を複雑化させている。

 中国企業側が交流サイトに投稿した「著作権声明書」は、この日本企業から利用権を得ていると宣言する文書だ。中国の大手映像企業「楽視影業」も名を連ねている。

 ただ、円谷プロは「これまでに出されたいずれの判決も、一貫して当社がすべてのシリーズ作品の製作者であり、その著作権を保有している点が認められている。著作権者は、いずれの国の判決に従ったとしても、一貫して当社」と突っぱねる。

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