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【松浦肇の緯度経度】米国人が恐れるのは北朝鮮だけではない、自国の大統領にもだ

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【松浦肇の緯度経度】
米国人が恐れるのは北朝鮮だけではない、自国の大統領にもだ

 米国の外交政策を左右するニューヨークのシンクタンク、外交問題評議会(CFR)が10日、緊急電話会合を開催した。主題は、緊迫する北朝鮮情勢である。

 「われわれ(米国人)は恐れるべきなのか?」「周辺国への安全保障にどう連鎖するのか?」

 ロックフェラー家が支援していることで知られるCFRは、米国の知識階級からなる。夏休み期間中だというのに、多くが同会合に参加し懸念を示した。

 この日のウォール街では、「恐怖指数」とのあだ名がついた指標が急騰した。正式名を「VIX」といい、株価が急落すると上昇する仕組みなのだが、朝鮮半島の「地政学リスク」を市場参加者が織り込み始めたのである。

 長らく「対岸の火事」だった北朝鮮問題に、米国市民がおびえ始めた。

 直接の引き金を引いたのは、北朝鮮による「グアム島攻撃」の警告だ。ニューヨークの地元メディアは、「開戦シナリオ」を報道し始めた。

 絶えず戦争に関与している米国だが、英国軍にホワイトハウスが焼かれた1814年のワシントン焼き打ち事件と2001年の米中枢同時テロを除くと、外敵に本土を直接攻撃されたことがほとんどない。

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