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【アメリカを読む】トランプ大統領「米国ファースト」へ〝移民半減法案〟 支持率アップ狙うも「移民の国」のカベ

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トランプ大統領「米国ファースト」へ〝移民半減法案〟 支持率アップ狙うも「移民の国」のカベ

2日、米ワシントンのホワイトハウスで、移民制度改革法案を発表するトランプ大統領(中央)と、法案を手がけたコットン上院議員(左)=AP 2日、米ワシントンのホワイトハウスで、移民制度改革法案を発表するトランプ大統領(中央)と、法案を手がけたコットン上院議員(左)=AP

 米国は建国以来、大量の移民を受け入れてきた。広大な農地の開発や工業製品の生産、建設工事などのための労働力が必要だからだ。しかしすでに米国にいる労働者と、低賃金での労働を厭わない新たな移民との対立関係は19世紀から続く構図でもある。

 また文化的な対立にも長い歴史がある。19世紀に増えたアイルランドからの移民はカトリックが多かったため、建国を担ったプロテスタントたちが反発。20世紀前半にはイタリア系移民が「犯罪者集団」のレッテルを貼られた時代もあった。第二次世界大戦中に日系移民が強制収容された事例も有名だ。

 ただし現在の米議会では共和党の一部が移民受け入れに反発する一方で、同じ共和党内にも移民の労働力としての重要性を評価する声が強い。リンゼー・グラム上院議員は2日の声明で、法案について「ホテルやレストラン、ゴルフコース、農家などから、事業が危機にさらされるとの声が出るだろう」と懸念を示した。

 もちろん移民受け入れに積極的な姿勢をとってきた民主党も法案に反発。ダイアン・ファインスタイン上院議員は2日、CNNテレビでのインタビューで「私の母親は教育を受けていないロシアからの移民だった。その娘である私が上院議員であることが移民の重要性を示す実例だろう」と述べ、メリット・ベースの制度への転換を批判した。

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