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バルト3国のラトビア、「脱露復欧」で安定成長

旧ソ連時代には「反体制の象徴」と忌避された独立を象徴するモニュメント自由の記念碑(岡部伸撮影) 旧ソ連時代には「反体制の象徴」と忌避された独立を象徴するモニュメント自由の記念碑(岡部伸撮影)

 バルト3国の一つ、ラトビアが「脱露復欧」を掲げて欧州連合(EU)内で安定成長を続けている。4月から始まった北大西洋条約機構(NATO)軍の多国籍部隊駐留は、軍事力などを背景に圧力を強めるロシアへの「大きな抑止力」となり、さらなる成長に寄与しそうだ。(リガ 岡部伸)

 「2014年のクリミア侵攻以来、ロシア軍はラトビア国境付近で大規模演習を繰り返し、力で国境線を変えようとする“非常”事態が日常となりつつある」

 ラトビアのガリソンズ国防次官はこう話し、ソ連崩壊を歴史的誤りと捉えるロシアのプーチン大統領が「かつての領土を取り戻そうとしている」との危機感がラトビア国内で高まっているとする。

 ロシアは最近、軍事力にサイバー攻撃や偽ニュースのプロパガンダを組み合わせて後方撹乱(かくらん)する「ハイブリッド戦争」を仕掛けているとも指摘。脅威に対抗するため、カナダ、スペインなど約千人のNATOの多国籍部隊が今春からラトビアに駐留しており、同次官は「大変効果がある」と高く評価する。

 面積は日本の6分の1、人口は約200万人だが、16年の経済成長率(推計)は3.5%とEU全域の1.7%を大きく上回る。

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