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【緊迫・南シナ海】インドネシア、仲裁裁定受け地図を改訂

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【緊迫・南シナ海】
インドネシア、仲裁裁定受け地図を改訂

インドネシア・ジャカルタで、改訂地図の「北ナトゥナ海」の位置を示すインドネシア海事調整省の高官(ロイター) インドネシア・ジャカルタで、改訂地図の「北ナトゥナ海」の位置を示すインドネシア海事調整省の高官(ロイター)

 同省高官は、フィリピンが全面勝訴した仲裁裁定で、南シナ海にEEZが発生する「島」は存在しないと裁定されたことを挙げ、ナトゥナ諸島沖のEEZが他国と競合しないと説明。裁定が「九段線」についても法的根拠を否定したとした。新地図は昨年10月から、インドネシア政府の21機関が参加し、策定を進めてきたという。

 インドネシアのジョコ政権は、中国への配慮から仲裁裁定への直接的な論評を避ける一方、「法の支配」を強調。中国を含む違法外国漁船を取り締まり爆破する、厳格な対応をとってきた。また、ナトゥナ諸島で海軍基地拡充や戦闘機配置などを進め、中国を牽制(けんせい)している。

 中国外務省の耿爽報道官は14日の記者会見で、インドネシアによる同海域の名称変更を「意味がない」と突き放した。南シナ海の一部海域の名称をめぐっては、中国と領有権で対立するフィリピンが「西フィリピン海」、ベトナムが「東海」など、それぞれ独自の呼称を使っている。

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