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【国際情勢分析】パナマ断交でも中国と対話模索 台湾・蔡英文政権は習近平氏に何を期待?

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【国際情勢分析】
パナマ断交でも中国と対話模索 台湾・蔡英文政権は習近平氏に何を期待?

中米パナマとの断交を受け、談話を発表する台湾の蔡英文総統=6月13日、台北市の総統府(田中靖人撮影) 中米パナマとの断交を受け、談話を発表する台湾の蔡英文総統=6月13日、台北市の総統府(田中靖人撮影)

 対内的な要因も「現状維持」回帰を後押ししている。台北市の柯文哲市長は7月1~3日、中国・上海を訪問。両市共催のシンポジウム「双城論壇」のあいさつで、中台関係を「両岸(中台)は一つの家族」「運命共同体」と表現した。台湾紙、中国時報によると、「両岸は一つの家族」は、習氏が13年に提起した表現で、14年の政府活動報告で正式な対台湾政策の方針となった。柯氏はこの方針を受け入れることで上海との交流を成功させた形で、台湾世論から一定の評価を得た。

 柯氏は地方自治体のトップで、蔡政権とは同列に比べられないものの、柯氏も蔡政権同様、「台湾は中国の不可分の一部」などとする「一つの中国」原則を明示的に受け入れていない。柯氏の成功例は、蔡政権も知恵を働かせれば中国当局との対話ができるのではないか、との期待を広めかねない。蔡政権としては、この時点であえて対中強硬策に振れる利点はあまりないだろう。

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