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【国際情勢分析】パナマ断交でも中国と対話模索 台湾・蔡英文政権は習近平氏に何を期待?

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【国際情勢分析】
パナマ断交でも中国と対話模索 台湾・蔡英文政権は習近平氏に何を期待?

中米パナマとの断交を受け、談話を発表する台湾の蔡英文総統=6月13日、台北市の総統府(田中靖人撮影) 中米パナマとの断交を受け、談話を発表する台湾の蔡英文総統=6月13日、台北市の総統府(田中靖人撮影)

 中米パナマが6月、台湾と断交して中国と国交を樹立、蔡英文政権に衝撃を与えた。蔡政権の発足後、台湾との外交関係を解消する国は、昨年末の西アフリカの島国サントメ・プリンシペに続いて2カ国目だが、パナマとの断交は、他の中南米諸国との関係に波及しかねない。蔡政権は異例の厳しい態度で中国を非難し、対中政策の見直しも示唆した。だが、その後、具体的な動きはなく、再び「持久戦」に回帰している。(台北 田中靖人)

電撃「断交」の衝撃

 パナマのバレラ大統領は6月12日、記者会見を開き、台湾との断交と中国との国交樹立を発表した。台湾メディアによると、台湾側への通知は会見のわずか40分前。異変を察知した台湾側が4時間前に問い合わせた際、パナマ当局者は「そんな話は聞いたことがない」と応じたという。

 予兆がなかった訳ではない。駐台北のパナマ大使は4月に前職が離任した後、後任が決まらず、台湾がパナマに派遣した大使も、信任状の奉呈ができない状態だった。

 それでも、突然の断交は蔡政権に衝撃を与えた。13日午前には李大維外交部長(外相に相当)、呉●(=刊の干を金に)燮総統府秘書長(官房長官)、対中政策を主管する行政院大陸委員会の邱垂正副主任委員(副大臣)が相次いで会見。午後には、蔡総統自らが総統府で談話を読み上げる混乱ぶりを見せた。

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