産経ニュース

【環球異見・G20首脳会議】ドイツ・南ドイツ新聞 独首相「とにかく成功」もトランプ氏は「もっとも厄介だった」とした

ニュース 国際

記事詳細

更新

【環球異見・G20首脳会議】
ドイツ・南ドイツ新聞 独首相「とにかく成功」もトランプ氏は「もっとも厄介だった」とした

G20サミットの集合写真に納まる各国首脳。2列目中央は安倍晋三首相=7日、ドイツ・ハンブルク(共同) G20サミットの集合写真に納まる各国首脳。2列目中央は安倍晋三首相=7日、ドイツ・ハンブルク(共同)

 貿易ではトランプ氏の要求を受け、不公正な貿易相手に対する「正当な対抗措置」を認めた。だが、社説はトランプ氏が「恐れられていたような懲罰的な関税を宣告せず、交渉をひっくりかえしもしなかった」と肯定的にとらえ、メルケル氏のほか、欧州連合(EU)のトランプ氏への強い態度が奏功したと分析した。

 社説では問題はトランプ氏だけでないとも指摘する。「強権的な権力者」のプーチン露大統領と中国の習近平国家主席らにとり、「米国の弱体化は好都合」で、「国際的な協力はさらに危険にさらされるだろう」と警戒した。

 一方、独経済紙ハンデルスブラットは10日付社説でメルケル氏の「外交的綱渡りはリスクをはらむ」と懸念した。首脳宣言はまとまったが、「誰も『米国第一』には立ちはだからない」とのメッセージをトランプ氏に送った形になったとみるためだ。G20では反対デモの一部が暴徒化し、市街に被害が出るなど、大都市での開催に疑問も上がった。同紙はメルケル氏への批判は避けられないとする一方、衝突したのは「左派の暴徒」だと強調した。(ベルリン 宮下日出男)

「ニュース」のランキング