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【めぐみへの手紙】あなたの大好きな日本の夏 普通の日々が幸せでした 横田滋さん、早紀江さん

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【めぐみへの手紙】
あなたの大好きな日本の夏 普通の日々が幸せでした 横田滋さん、早紀江さん

両親の横田滋さん(左端)、早紀江さん(右端)や双子の弟、拓也さん、哲也さんと写真に収まっためぐみさん(中央)=昭和49年ごろ、広島市内(提供写真) 両親の横田滋さん(左端)、早紀江さん(右端)や双子の弟、拓也さん、哲也さんと写真に収まっためぐみさん(中央)=昭和49年ごろ、広島市内(提供写真)

 めぐみちゃん、こんにちは。日本は夏を迎えました。緑は濃さを増し、あなたの大好きな花々がいっぱい咲いています。ああ、懐かしいめぐみちゃん! 今、どこにいますか。外の空気をたくさん吸い、自然の風に当たれていますか。40年間、姿が見えない毎日。朝鮮半島では不安な状況が続いています。いつも「どうしているかな」と、あなたのことばかり考えます。

 「家族の絆」という言葉があります。ご先祖がいて、私たちがいて、子供たちにつないでいく。延々とつながる線は、人が簡単につくることができるものではない。この絆は天から与えられた、本当に不思議な有り難い贈り物だと思います。

 めぐみちゃんがいて、弟の拓也と哲也がいて、お父さんとお母さんがいる。私たちは日本のどこにでもいるような、普通の家族でした。その普通の日々が私たちにとって特別に楽しく、幸せな時間だったのだと今、しみじみ感じます。

 めぐみちゃんはお友達が多い女の子でしたね。家にはいつも誰かが遊びにきていて、にぎやかな声があふれていました。その声が突然、何の前触れもなく、聞こえなくなってしまった。

 「お母さん。私は自分のことを何でも、お母さんに話しているんだよ」

 めぐみちゃんはいなくなる前、ほほ笑みながらそう話してくれました。あなたが煙のように消えてしまった後は文字通り、地獄のような日々でした。

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