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フィリピン南部のイスラム過激派、「人の盾」で抵抗 市街戦で市民にも死者 国軍報道官と単独インタビュー

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フィリピン南部のイスラム過激派、「人の盾」で抵抗 市街戦で市民にも死者 国軍報道官と単独インタビュー

比国軍とマウテグループとの戦闘が続くマラウィシティーの入口にかけられた歓迎の言葉を記したアーチ=6月28日、比マラウィシティー(ロイター) 比国軍とマウテグループとの戦闘が続くマラウィシティーの入口にかけられた歓迎の言葉を記したアーチ=6月28日、比マラウィシティー(ロイター)

 【マニラ=吉村英輝】フィリピン政府軍のパディリア報道官は13日、産経新聞と単独会見し、南部ミンダナオ島で続くイスラム過激派との戦闘で、過激派が住民を「人間の盾」にして立てこもり、市街戦を続けていると明らかにした。激戦地マラウイでは、12日朝までに戦闘の巻き添えになって住民45人が死亡したという。

 パディリア氏によると、戦闘が始まった5月末、マラウイで600人近くいた過激派戦闘員は約80人に減少。392人の戦闘員の死亡が確認された。兵士・警察には92人の死者が出た。

 パディリア氏は、戦闘員が潜んでいる可能性のある建物は「600棟以上残っている」とした。過激派は、占拠した建物の高層階から狙撃するほか、「略奪したガソリンを使って火炎瓶攻撃を続けている」という。

 過激派は、マラウイなどを地盤とする「マウテ・グループ」が中心で、イスラム過激派「アブサヤフ」も参加している。さらに、インドネシアの過激派が爆弾製造を支援。中東などから流入した外国人戦闘員も27人確認された。パディリア氏は、過激派はシリアやイラクを拠点とする「イスラム国」(IS)の影響を受け、「マラウイに独自の『イスラム国家』建設を目指し、周到に戦闘準備していた」と述べた。

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