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エジプト保養地で外国人襲撃 観光客2人死亡
【カイロ=佐藤貴生】紅海に面するエジプト中部のリゾート地ハルガダのビーチで14日、男が外国人観光客らにナイフで切りつけ、ロイター通信によるとウクライナ人女性2人が死亡、4人が負傷して病院に搬送された。負傷者4人の国籍は不明。当局が男の身柄を拘束し動機などを調べているが、イスラム過激派組織に属しているかなどの背後関係は分かっていない。
在カイロ日本大使館で日本人の被害者がいないか確認を進めている。
ロイターが内務省の話として伝えたところでは、男は近くの公共ビーチから泳いで現場に接近したという。
ハルガダは東部シナイ半島のシャルムシェイクと並ぶエジプト屈指のリゾート地で、欧州やロシアからの観光客が多い。ハルガダでは昨年1月、銃などで武装した2人に襲われた外国人観光客2人が負傷する事件があった。