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【野口裕之の軍事情勢】米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖

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【野口裕之の軍事情勢】
米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖

北朝鮮の労働新聞が6月9日掲載した、ミサイル発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同) 北朝鮮の労働新聞が6月9日掲載した、ミサイル発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同)

 「血の友誼」がにじみ出た、北朝鮮にとっては涙が流れるほど頼もしい主張だ。これはこれで「本音」であろう。けれども、中国の場合、次のごとき「本音」がもう一つ隠されている。

 《中国は朝鮮半島の最悪事態に備え周到で綿密な準備をしなければならない。米国と韓国が金正恩政権を倒し、米韓主導の新政権樹立に向け動き出すのなら、中国が軍事介入する可能性も念頭に置かなければならない》 

 深読みすると、《軍事介入》の矛先は米韓だけでなく、金正恩政権にも向けられる-こんな動きが透けてくる。

 米韓軍は北朝鮮攻撃をいつでも始められる準備を完了していて、恒常的に繰り返す無人機での偵察やサイバー攻撃を中朝が「攻撃」と認定すれば、中朝友好協力相互援助条約の参戦条項の発動要件となる。しかし、それは「第1要件」で「第2要件」が隠れている。金正恩政権について、中国を守る米韓同盟への緩衝帯にならぬと判断した時も、中国が北朝鮮に参戦条項の発動を持ちかける時なのである。

 参戦条項の発動後、中国人民解放軍は鴨緑江(中朝国境)を渡河。中国が鴨緑江に架けた橋梁は軍用と観測されており、平壌まで200キロといった地の利も活かし、米韓の先手を打って金正恩政権を排し、中国の言いなりになる新政権を武威をもって建てるシナリオだ。

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