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Z・ブレジンスキー氏が死去 元米大統領補佐官 カーター政権でイラン米大使館人質事件に対処

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Z・ブレジンスキー氏が死去 元米大統領補佐官 カーター政権でイラン米大使館人質事件に対処

死去したズビグニュー・ブレジンスキー氏 死去したズビグニュー・ブレジンスキー氏

 【ワシントン=黒瀬悦成】カーター米民主党政権(1977~81年)で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたズビグニュー・ブレジンスキー氏が26日、米南部バージニア州の病院で死去した。89歳。死因は明らかにされていない。79年の在イラン米大使館人質事件や旧ソ連によるアフガニスタン侵攻の対応に当たった。

 28年、ポーランドのワルシャワ生まれ。38年に外交官の父とともにカナダに移住し、58年に米国市民権を取得。ハーバード大やコロンビア大でソ連政治を研究した。自ら共同創設した政策協議グループ「三極委員会」にカーター氏を招き入れたのがきっかけで、76年大統領選でカーター陣営の顧問となった後、カーター大統領の全在任期間を通じて補佐官を務めた。

 対ソ強硬派として知られる一方、ソ連に対抗する思惑から中国に接近。78年に国務省の反対を押し切って訪中し、翌年の米中国交正常化に道を開いた。

 補佐官を退任後は文筆活動を積極的に展開。日本との関連では、72年に発表した著書「ひよわな花・日本」などを通じて外交・安全保障分野での日本の自立を促した。

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