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【イラン大統領選】核合意、高失業率、保守派動向…ロウハニ師、緊張感はらむ2期目船出

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【イラン大統領選】
核合意、高失業率、保守派動向…ロウハニ師、緊張感はらむ2期目船出

イラン大統領選の集会で、支持者らに応えるロウハニ大統領=13日、テヘラン(UPI=共同) イラン大統領選の集会で、支持者らに応えるロウハニ大統領=13日、テヘラン(UPI=共同)

 国内でも先行きは多難だ。イランの失業率は12%を超え、若年層に限れば25~30%に達するといわれる。早急に結果を出さなければ保守派の攻勢が強まり、政策の方向性に影響が出る恐れもある。

 ロウハニ師の勝利は、社会の規制緩和を求める若年層や女性の声が根強いことを示した。しかし、保守派にすれば、イスラム教を基盤とする革命以来の統治体制を溶解させかねない動きで、双方の確執は今後さらに深まるかもしれない。

 ロウハニ師は選挙戦の最終盤に、イラン国内に膨大な利権と大きな影響力を持つとされる革命防衛隊を名指しして、「自らの任務のために自らの居場所にとどまるように」と述べ、選挙を混乱させないよう訴えた。

 保守派の一大勢力である革命防衛隊は、ロウハニ政権の融和的な外交に反発を強めていたとの見方もある。ロウハニ師にとっては緊張感をはらんだ2期目の船出となりそうだ。

 (テヘラン 佐藤貴生)

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