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【一筆多論】文革中国の核武装 北朝鮮に同じ過ち繰り返すな 榊原智

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【一筆多論】
文革中国の核武装 北朝鮮に同じ過ち繰り返すな 榊原智

 産経新聞は解説で「第一回の核実験を行っていらいわずか三回の核実験の後で誘導ミサイルによる核実験を行ったことは、中共の科学技術水準が予想以上にきわめて高いことを示す」「安保体制下にある日本の防衛問題にも大きな反響をまき起こすことになろう」と指摘した。ワシントン電は「核弾頭を積載したミサイルであるとすれば中共の核能力がいよいよ実戦段階にはいり、少なくとも中共周辺諸国に対し直接の軍事脅威を与える段階にはいった」と報じた。

 社会面には、識者談話が載った。見出しは次の通りだ。

 「一番恐れていた現実」(立教大学総長、松下正寿氏)▽「意外なほど急テンポな開発」(防衛庁防衛局長、島田豊氏)▽「信じられない発表」(軍事評論家、小谷秀二郎氏)▽「危険きわまる中共の将来」(京大教授、猪木正道氏)

 半世紀前の出来事なのに、一連の記事の「中共」を「北朝鮮」に入れ替えてもあまり違和感を覚えない。当時の中国は文化大革命が始まり、米国など自由世界への敵意をむき出しにしていた。今の北朝鮮のような類いの危ない国とみられていたのである。

 ただ、このときの中国の核ミサイルは米本土へ届く大陸間弾道弾(ICBM)ではなかった。今の北朝鮮はICBMをまもなく手に入れようとしている。安倍晋三首相は、今月14日の高度2千キロ超にも達した北朝鮮のミサイル発射は、ICBMに欠かせない大気圏再突入技術を得るためだったとの見方を示した。

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