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対米融和か緊張か 19日にイラン大統領選 シーア派大国の行方に世界が注目

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対米融和か緊張か 19日にイラン大統領選 シーア派大国の行方に世界が注目

テヘラン市内のロウハニ氏の選対事務所(佐藤貴生撮影) テヘラン市内のロウハニ氏の選対事務所(佐藤貴生撮影)

 一方、テヘラン大で生物化学を学ぶ女子学生(22)は「ロウハニ師は社会を変えた。核合意のおかげで実験機材などが海外から入ってくるようになった。ヘジャブ(頭髪を覆うスカーフ)着用の規制は緩和されたし、これまでは(ワンピースの)衣類は膝下までの長さと決められてきたけど、今は膝より上でも注意されない」と、自分の足を指さした。

 ロウハニ政権時代に進んだ社会の規制緩和の是非も大統領選の争点の一つだ。女性の多くがロウハニ政権の方針に好感を抱いているとの印象を受けた。

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 イラン革命により西側との関係は一変した。革命前のパーレビ王制期、イランは北方に位置するソ連の共産主義の影響拡大に対する防波堤の役割を担ってきた。しかし革命で王制を崩壊に追い込むと、一転して「イスラム革命の輸出」を唱えたため、欧米からイスラム原理主義の拠点として敵視されてきた。

 テヘラン市街には、「DOWN WITH THE USA」(米国を打倒せよ)と壁一面に大きく書かれ、“観光名所”となっている高層ビルがある。また、79年に在テヘラン米国大使館で起きた人質事件の跡地は現在、事件に関する品々を展示する博物館となっており、対米感情が悪化した往時の国内の様子を今に伝えている。

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