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米「航行の自由」作戦、昨年10月から途絶 南シナ海、にじむ対中配慮

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米「航行の自由」作戦、昨年10月から途絶 南シナ海、にじむ対中配慮

南シナ海を通過する米原子力空母カール・ビンソン=4月9日(米海軍提供・ロイター) 南シナ海を通過する米原子力空母カール・ビンソン=4月9日(米海軍提供・ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米政府が昨年10月以来、中国による軍事拠点化が進む南シナ海の人工島の周辺に海軍の艦船や航空機を派遣する「航行の自由作戦」(FONOPS)を実施していないことが分かった。北朝鮮情勢をにらんで西太平洋に展開中の原子力空母カール・ビンソンも南シナ海への航行を慎重に避けるなど、「中国配慮」がにじむ米政府の対応に懸念の声が広がっている。

 米海軍は昨年10月21日、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島にあるウッディー(永興)島の近くにミサイル駆逐艦1隻を通過させて以降、航行の自由作戦を行っていない。

 事態を受け、米上院外交委員会のコーカー委員長やカーディン筆頭理事などの超党派の上院議員7人は10日、トランプ大統領に連名で書簡を送付し、南シナ海で航行の自由作戦が行われていないことに「懸念」を表明。作戦は「米国の安全保障とアジア・太平洋地域の平和と繁栄に極めて重要だ」として米政権に作戦実施に向けて必要な措置を講じるよう要請した。

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