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【韓国大統領選】反日政権の衝撃(下)利害異なる日米中、厳しい現実 対北戦略、米中が韓国争奪戦

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【韓国大統領選】
反日政権の衝撃(下)利害異なる日米中、厳しい現実 対北戦略、米中が韓国争奪戦

ソウルの大統領府で中国の習近平国家主席と電話会談する韓国の文在寅大統領=11日(大統領府提供・聯合=共同) ソウルの大統領府で中国の習近平国家主席と電話会談する韓国の文在寅大統領=11日(大統領府提供・聯合=共同)

 「未来志向的な日韓関係の構築のための基盤であり、着実に履行する必要がある」

 11日に行われた韓国大統領、文在寅との初の電話会談で日本の首相、安倍晋三は慰安婦問題をめぐる日韓合意について、こう強調した。「最終的な解決」をうたったはずの合意の見直しを文は主張しており、日韓間の最大の懸案として真っ先にクギを刺す必要があった。

 ただ、歴史問題と経済問題などを切り離す「ツー・トラック外交」を掲げる文は、多くの韓国民は合意を受け入れられないとしながらも「歴史問題が両国関係発展の足を縛るのはよくない」とも述べた。

 北朝鮮の核問題では、文が「対話」による解決を公約に掲げる中、安倍は「対話のための対話では意味がない」と牽制(けんせい)。文は「問題意識は首相の思いと同じだ」と答えるにとどめた。

 「反日」「親北」の印象の強い文にしては、淡々とした応じ方だった。背景には、米国の協力なしには、南北関係改善という目標が実現できない現実がある。その米政府が最も懸念するのが、日韓合意のこじれによる日韓という2つの同盟国の関係悪化だ。

 文は大統領に就任した10日、最初の外国首脳として米大統領のトランプと電話会談。トランプを「強力なリーダーシップを持つ指導者」だとたたえ、北朝鮮の挑発抑止と核問題への優先的な対処を「高く評価する」とも述べた。

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