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【ベルリン物語】ドイツ版「両さん」は好評価、自転車おまわりさんは定着するか

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【ベルリン物語】
ドイツ版「両さん」は好評価、自転車おまわりさんは定着するか

 自転車に乗ったおまわりさんといえば、日本ではマンガやドラマにも登場するほど昔からなじみのある姿だ。街中をくまなく回って市民の安全に目を走らせるが、どこか親近感も抱く。ベルリンでも最近始まったのだが、そんな光景は定着するか?

 「市民と同じ目線で存在するのは(警察のあり方として)模範的」。地元テレビが最近、こうたたえたのは、ベルリンで約3年前、官公庁や観光地を抱える中心部を対象に試験導入された警察の自転車隊。効果が認められ、今後は正規に運用されることが決まった。

 部隊は約20人。信号無視や一方通行を逆走する自転車だけでなく、自転車専用道に駐車した自動車も取り締まる。この結果、自転車が絡む重傷事故は昨秋までに約3割減少。試験開始1年時点で違反金の納付は部隊の費用を大きく上回り、「財政的にも成功」とも。

 ある調査では「信号無視で捕まるのを恐れる」との回答は以前の約3倍にも増え、自転車利用者の“意識向上”にも一役買っているようだ。

 「最近はびくびくして乗っている」と語るのは現地で自転車通勤する日本人女性。日本のように素朴でいいと思ったが、「日本の警官が乗るのは“ママチャリ”。こっちはスポーツ型。逃げ切れる気がしないの」だという。(宮下日出男)

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