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文豪チャールズ・ディケンズは調査報道の先駆者だった 英博物館が特別展

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文豪チャールズ・ディケンズは調査報道の先駆者だった 英博物館が特別展

英文豪、チャールズ・ディケンズが1850年代に週刊誌の編集長を務めた際に使用したイス=8日、ロンドンのチャールズ・ディケンズ博物館(岡部伸撮影) 英文豪、チャールズ・ディケンズが1850年代に週刊誌の編集長を務めた際に使用したイス=8日、ロンドンのチャールズ・ディケンズ博物館(岡部伸撮影)

 【ロンドン=岡部伸】英ロンドンのチャールズ・ディケンズ博物館は9日から、『クリスマス・キャロル』などで知られる文豪ディケンズの「調査報道記者」としての一面に焦点を当てた特別展示を始めた。10月29日まで。

 19世紀に産業革命に成功した英国は、空前の繁栄を謳歌する一方、労働者階級が貧困や劣悪な環境に置かれるなどの矛盾が生じた。新聞記者出身のディケンズは小説発表のかたわら、こうした社会問題に関するルポルタージュを、自ら経営し編集長を務めた週刊誌『ハウスホールド・ワーズ』『オール・ザ・イヤー・ラウンド』などで発表。調査報道のパイオニアでもあったという。

 同博物館では今回、編集長時代のイスや取材時などに使ったつえを新たに展示。ディケンズ研究者であるバッキンガム大学のジョン・ドリュー教授は「調査報道記者で社会啓蒙家だった側面にも注目してほしい」と話している。

 同博物館は、大英帝国の絶頂期であるビクトリア朝を代表する作家ディケンズが1837年から約3年間住んだ家。ビクトリア様式のタウンハウスで、『オリバー・ツイスト』と『ニコラス・ニクルビー』が誕生した当時の状態で保存され、原稿や書簡、愛用品も展示されている。

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