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【韓国大統領選】逆作用した“北風” 北への危機感ゼロ…現状維持望んだ国民

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【韓国大統領選】
逆作用した“北風” 北への危機感ゼロ…現状維持望んだ国民

優勢が伝えられ、写真撮影に応じる「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補 =9日午後、韓国・ソウル (川口良介撮影) 優勢が伝えられ、写真撮影に応じる「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補 =9日午後、韓国・ソウル (川口良介撮影)

 【ソウル=名村隆寛】韓国大統領選挙は、朴(パク)槿(ク)恵(ネ)前大統領の罷免により、本来の12月末実施から7カ月余り繰り上げられた。また、権力の空白に加え、朴被告の逮捕・起訴や北朝鮮の弾道ミサイル発射に国際社会が緊張する中、慌ただしい選挙となった。

 韓国ではこれまで、国政選挙の前に軍事挑発など北朝鮮がらみの“北風”と呼ばれる変数が、保守系候補に有利に作用してきた例が多い。しかし今回、北風は影響しなかった。

 北朝鮮の挑発を警戒するのではなく、朝鮮半島の緊張や軍事衝突の回避を望む思いが有権者の間では強かったということだ。北朝鮮による頻繁な挑発に韓国国民は慣らされ、危機意識は薄れている。4月の朝鮮半島危機にもかかわらず、一般市民レベルでは、緊張感はほとんどなかった。

 朝鮮半島情勢の緊迫化に周辺国が懸念と警戒を強めるなか、韓国ではメディアを中心に「日本は騒ぎすぎる。大げさだ」とむしろ日本を批判する主張が頻繁に出た。それほど世論の対北危機意識は薄れている。

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