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【韓国の選択 5・9大統領選(上)】断ち切れぬ「親北」のくびき 太陽政策継続も 

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【韓国の選択 5・9大統領選(上)】
断ち切れぬ「親北」のくびき 太陽政策継続も 

 「いまや、わが党の国防・安全保障は歴代最強だ」。5月9日投開票の韓国大統領選で支持率首位に立つ左派系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補は26日、国会前で集まった軍関係者らにこう演説した。

 20代の徴兵時代に特殊戦司令部で勤務した経歴をアピールし、北朝鮮との戦争となれば「自ら銃を持って立ち向かう」とも強調。北朝鮮が挑発姿勢を強め、安保問題が争点化する中、「親北」批判をかわす狙いだ。

 対北融和路線を掲げた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領時代、秘書室長として仕えた文氏には、親北の影が色濃くつきまとってきた。最近も、北朝鮮との「内通」疑惑が再燃。2007年の国連の北朝鮮人権決議案採決で、北朝鮮の意向を聞いて棄権を決めたことを示唆する文書を当時の外交通商相、宋旻淳(ソン・ミンスン)氏が暴露したのだ。

 文陣営は「棄権を決めた後で北側に通知した」と反論。24日には名誉毀損容疑で宋氏を刑事告発し、疑惑の封じ込めに動いた。

 ただ、対北関係を優先し、北朝鮮住民の人権抑圧から目を背けてきた過去を持つ文氏の親北姿勢は隠しようがない。

 18年の平昌五輪の開催地、江原道(カンウォンド)の崔文洵(チェ・ムンスン)知事と20日に懇談したときのことだ。02年の釜山アジア大会を振り返り、「入場券が売れず暗いムードだったが、北応援団が来るとガラリと変わり、黒字になった」と述べ、北朝鮮が宣伝工作として派遣した「美女応援団」の貢献を強調。「(彼女らは)完全に天然の美しさだった」と容姿を称賛し、非難を浴びた。公約には、北選手団の平昌五輪参加支援も掲げている。

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