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【緊迫・南シナ海】米首都でASEAN会合 5月4日、南シナ海めぐり対中結束

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【緊迫・南シナ海】
米首都でASEAN会合 5月4日、南シナ海めぐり対中結束

ティラーソン米国務長官(ゲッティ=共同) ティラーソン米国務長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は20日、ティラーソン国務長官が5月4日に、ワシントンで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相と特別会合を開くと発表した。トランプ米政権が北朝鮮情勢への対応で中国との接近姿勢を強める中、東南アジアの安全保障上の最大懸案である中国による南シナ海の軍事拠点化などをめぐり、米国の「東南アジア関与」をASEAN諸国に確約する狙いがあるとみられる。

 国務省のマーフィー次官補代理が20日の電話記者会見で明らかにしたところでは、特別外相会合はASEANからの要請を受けて実施が決まった。

 ASEANはトランプ政権が北朝鮮などを通じて「対中融和」姿勢を強めるのを警戒しており、ティラーソン氏が8月にフィリピンで開かれるASEAN関連会合やASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議に出席するのを前に、南シナ海問題などで米政権の立場を確認したい考えだ。

 マーフィー氏は南シナ海情勢について「紛争の平和的解決と、法の支配の順守」の重要性を指摘し、中国が南シナ海で一方的に多数の人工島を造成し、一大軍事拠点を完成させつつあることに対し、ASEANと結束して対処していく構えを強く打ち出した。

 中国の人工島周辺に米海軍の艦船や航空機を派遣する「航行の自由」作戦については「(国際法に基づく)わが国の権利であり、われわれには実施する責任がある」と述べ、継続する方針を表明した。

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