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【フランスの選択 2017大統領選(中)】前経済相エマニュエル・マクロン 極右政権を阻む盾 官僚出身エリートで「無難」

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【フランスの選択 2017大統領選(中)】
前経済相エマニュエル・マクロン 極右政権を阻む盾 官僚出身エリートで「無難」

17日、パリの集会で支持者らに手を振るマクロン氏(AP) 17日、パリの集会で支持者らに手を振るマクロン氏(AP)

 ENAの新入生は毎年わずか約80人。1年10カ月の在学中、学生には毎月約1500ユーロ(17万円)の給料が支給され、成績順に入省先が決まる。自治体ならいきなり、副知事級だ。マクロンは10番以内に入る秀才で、国の財政監察を担う会計検査院に入った。

 卒業生は官界から政界、経済界に進み、学閥を広げる。マクロンの同期は国鉄幹部、サルコジ前政権の閣僚官房長など、30代で枢要な地位を占めた人ぞろい。その中の一人で下院議員のジュリアン・オベール(38)は「学生はみんな保革の派閥グループに分かれていたが、マクロンはどこにも属さず、人脈を広げる天才だった」と話す。

                   

 マクロンは官界を4年で去り、ロスチャイルド系投資銀行に勤務。円換算で1兆円以上の買収をまとめた。フィガロ紙によると、オランド大統領と親しくなったのは2010年。ENAの先輩で会計検査院の元上司が主催した食事会がきっかけだった。12年の政権発足に伴って大統領府のスタッフとなり、14年には経済相に。2年間の在任中、商店の日曜営業拡大や路線バスの開設自由化など、目玉政策である規制緩和を担った。

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