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【フランスの選択 2017大統領選(中)】前経済相エマニュエル・マクロン 極右政権を阻む盾 官僚出身エリートで「無難」

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【フランスの選択 2017大統領選(中)】
前経済相エマニュエル・マクロン 極右政権を阻む盾 官僚出身エリートで「無難」

17日、パリの集会で支持者らに手を振るマクロン氏(AP) 17日、パリの集会で支持者らに手を振るマクロン氏(AP)

 「私は大統領になる準備ができている」。フランス大統領選を前に17日、有力候補の前経済相エマニュエル・マクロンはパリの大集会で約2万人の支持者を前に言い切った。

 わずか39歳。しかも、今回が生涯で初の選挙戦というのに、弁舌に動じるところはない。「彼は威張ることに慣れている」と、ライバル政治家も脱帽する。

 こんな人物を生んだのが、国内随一のエリート学校「国立行政学院(ENA)」だ。1945年、高級官僚育成を目的に設立され、現在は仏東部の古都ストラスブールにある。これまでに大統領3人、首相7人を輩出した。

                

 何が違うのか。教室をのぞくと、「みんな顔をあげろ。それでは新聞記者になめられるぞ」という教員の叱責が聞こえた。現役の舞台監督が教える「演説法」の授業。指導者にふさわしい堂々とした身ぶり、話し方を伝授していた。

 学生は「閣僚への政策メモを作成せよ」「6時間で政令を起案しろ」などの実務課題をこなし、大使館に外交官として赴任する研修もある。ENAに留学したことがある日本人外交官は「指導者としての自覚をたたき込まれ、学生は若くからカリスマ性を身に付ける」と話す。

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