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インドネシア首都知事選 イスラム系候補が勝利宣言

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インドネシア首都知事選 イスラム系候補が勝利宣言

 【ジャカルタ=吉村英輝】インドネシアの首都ジャカルタ特別州で19日、知事選の決選投票が行われ、同国の9割をしめるイスラム教徒の強硬派などが支持した、前教育・文化相のアニス・バスウェダン氏(47)が非公式集計で過半数の票を獲得し、「社会正義に注力していく」と勝利宣言した。

 対立候補のバスキ・チャハヤ・プルナマ氏(50)は、同国では少数派の中華系キリスト教徒の現職。ジョコ大統領が同州知事時代に副知事を務め、ジョコ氏の大統領就任に伴い2014年、知事に昇格。ジョコ氏同様、クリーンなイメージや行政手腕で人気が高く、与党連合の主要政党の支持も受け、当選が確実視されていた。

 だが、昨年9月の演説でイスラム教の聖典コーランに触れる発言をして宗教冒涜(ぼうとく)罪で在宅起訴され、イスラム教保守派の抗議デモには10万人以上が参加するなど、劣勢を強いられた。

 アニス氏は、ジョコ氏と14年の大統領選を競った元軍人のプラボウォ氏率いる野党のグリンドラ党などが支援した。首都で与党側が推した有力候補が敗北し、ジョコ政権の安定と改革に逆風となる可能性がある。

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