産経ニュース

【フランスの選択 2017大統領選(上)】テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

ニュース 国際

記事詳細

更新

【フランスの選択 2017大統領選(上)】
テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

17日、パリの政治集会で支持者らに囲まれる「国民戦線」のルペン党首(前列右から2人目) =ロイター 17日、パリの政治集会で支持者らに囲まれる「国民戦線」のルペン党首(前列右から2人目) =ロイター

 ジャンマリは「対独協力政権は許されてよい」「ユダヤ人虐殺は歴史の些細(ささい)な出来事」と発言し、「人種差別主義者」「歴史を歪曲(わいきょく)するファシスト」と嫌われた。憎悪はマリーヌら3人の娘にもおよび、学校で教員にいじめられた。2番目の姉は登校拒否になった。

 父親のあとを追って、政界入りしたのは末娘のマリーヌだけだ。大学を出て弁護士となり、少年事件を担った。党の法務責任者を経て党首に就任。「脱・悪魔化」を使命にした。

 モヒカン頭でこわもてのネオナチを集会から締め出し、側近に元高級官僚を起用。地方選で候補の半数を女性にした。ユダヤ人団体に「私たちを恐れないで」と訴え、父親を党指導部から追放した。「われわれは右でも左でもない」と訴え、保革二大政党制を打ち破る新勢力だとアピールした。

 だが、人気上昇の一方、「人種差別政党」というレッテルから逃れられない。世論調査では58%が「国民戦線は民主主義を脅かす」と答えた。ユダヤ系ジャーナリストのギイ・シボンは「国民戦線の勝利を阻止できるなら、誰にでも投票する。彼らは単なる移民嫌いのポピュリストではない。上っ面を変えても、党を支える危険な人間は同じ」と嫌悪感を隠さない。

続きを読む

このニュースの写真

  • テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに
  • テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに
  • テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

「ニュース」のランキング