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【フランスの選択 2017大統領選(上)】テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

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【フランスの選択 2017大統領選(上)】
テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

17日、パリの政治集会で支持者らに囲まれる「国民戦線」のルペン党首(前列右から2人目) =ロイター 17日、パリの政治集会で支持者らに囲まれる「国民戦線」のルペン党首(前列右から2人目) =ロイター

 エッフェル塔を見晴らすパリ市内の静かなアパート。この場所で41年前に起きた爆破テロが、一人のフランス政治家を生む契機となった。

 反移民、反欧州連合(EU)を掲げる「国民戦線」党首のマリーヌ・ルペン(48)。8歳の時、父を狙って何者かが仕掛けた爆弾が炸裂(さくれつ)し、自宅が吹き飛んだ。父、ジャンマリ・ルペンは同党の初代党首だった。「極右」と白眼視され、世間は家族にも冷たかった。寝間着姿で茫然(ぼうぜん)と立ちつくす少女に手を貸す人はなく、警察の捜査はおざなりだった。

 「この時の怒りが私の原点だ」。2006年出版の回想録でこう語る。

 嫌われ者だった少女が今、フランス初の女性大統領の座に大きく近づいている。23日の大統領選第1回投票を前に、マリーヌは支持率でトップを走る。

 「過酷なグローバル化に立ち向かうため、団結しよう」。17日、パリの集会に真っ赤なスーツ姿で登場し、支持者約5千人に力強く訴えた。かつてのマリーヌと同じ、体制に怒る人たちだ。会場は三色旗であふれ、「勝つぞ、勝つぞ」のかけ声が響き渡った。

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