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【湯浅博の世界読解】トランプ政権は軍事と経済両面で対北圧力路線

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【湯浅博の世界読解】
トランプ政権は軍事と経済両面で対北圧力路線

14日、インド洋をミサイル駆逐艦、ミサイル巡洋艦とともに航行する米空母カール・ビンソン(右) =米海軍提供 14日、インド洋をミサイル駆逐艦、ミサイル巡洋艦とともに航行する米空母カール・ビンソン(右) =米海軍提供

 アンドロポフの攻撃性は、危機を強調することで国民の目をそらし、国内を引き締める狙いがあった。攻撃性は弱さの証明なのである。

 いまの北朝鮮は核・ミサイル開発に特化して派手に動くが、国連の推計(2015年)によると国内総生産(GDP)は世界116位、茨城県とほぼ同規模になる。金氏の強がりもまた弱さの証明であった。

 トランプ政権は前政権の何もしない北朝鮮政策の「戦略的忍耐」を放棄して、軍事と経済の両面からの対北圧力路線に戻ってきた。朝鮮半島の近海に空母カール・ビンソンを主力とする空母打撃群を派遣し、米財務省は金融面から締め上げる。

 キューバ危機の教訓は、武力による抵抗と封じ込めであり、北朝鮮危機もまた同じ選択しか手は残されていない。(東京特派員)

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