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【仏大統領選】エリートと国民の溝深刻 パリ政治学院政治研究所事務局長マダニ・シュフラ氏

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【仏大統領選】
エリートと国民の溝深刻 パリ政治学院政治研究所事務局長マダニ・シュフラ氏

13日、仏中西部で開かれた集会に参加した国民戦線のルペン党首 (ロイター) 13日、仏中西部で開かれた集会に参加した国民戦線のルペン党首 (ロイター)

 各種世論調査では第1回投票でルペン氏とマクロン氏が優位だが、誤差を考慮すれば、決選投票にフィヨン氏やメランション氏が食い込んでくる可能性は排除できない。投票するか否か、または誰に投票するかを決めていない有権者が多く、これほど予想が難しい大統領選は初めてだ。

 混戦の最大の理由は共和党と社会党を中心とする左右両派への国民の強い不信感だ。両派は交代で政権を担ってきたが、高失業率などに対処できず、フィヨン氏のようにスキャンダルも発覚した。「民主主義が機能している」と考える国民は約3割で、政治エリートと国民の溝は深刻だ。

 既存陣営と一線を画すルペン氏やマクロン氏、メランション氏の台頭はこの結果だ。「失業の原因」とグローバル化を批判するルペン氏やメランション氏にはその「犠牲者」と感じる有権者が引き寄せられ、グローバル化を「好機」と訴えるマクロン氏には、その恩恵を享受してきた人々が支持に回っている。

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