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【シリア攻撃】米露外相会談 米、北やシリアなど「失敗国家」との関係見直し迫る

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【シリア攻撃】
米露外相会談 米、北やシリアなど「失敗国家」との関係見直し迫る

米露外相会談でラブロフ露外相(手前)の話を聞くのティラーソン米国務長官=12日、モスクワ(AP) 米露外相会談でラブロフ露外相(手前)の話を聞くのティラーソン米国務長官=12日、モスクワ(AP)

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米政権は12日の米露外相会談で、ロシア側に北朝鮮やシリアなど「失敗国家」(スパイサー米大統領報道官)との関係見直しを迫る。ロシアとのビジネスで築いた人脈で関係改善を期待されたティラーソン国務長官は、対露圧力を強める役割を背負ってモスクワに乗り込んだ。

 「ロシアは北朝鮮、シリア、イランと手を組んでいるが、どれも付き合いたい相手ではない。ロシアを除けば失敗国家だ」

 スパイサー氏は11日の記者会見でこう述べた。外相会談では、ロシアが支援するシリアのアサド政権による化学兵器攻撃疑惑に加え、北朝鮮問題について協議する考えを示した。

 米石油大手前会長のティラーソン氏はロシアでの石油事業で人脈を築き、プーチン大統領から勲章も授けられた。トランプ大統領はロシアとの関係改善を主張。ティラーソン氏の人脈に期待したが、政権を取り巻く環境は激変している。

 2月にはフリン前大統領補佐官が駐米露大使との接触問題の渦中で辞任に追い込まれた。今は後任のマクマスター氏ら対露強硬路線が政権内で影響力を持つ。

 シリアでの化学兵器攻撃を受け、米中首脳会談の最中に米軍がアサド政権軍を攻撃。中国の習近平国家主席から理解を引き出したことで、トランプ政権はロシアを孤立させた。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討ではロシアとの協力を模索しつつも、北朝鮮やシリアへの軍事行動をためらわない姿勢を見せることで米国への協力を強く迫る。

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