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【シリア攻撃】シリア化学兵器使用疑惑1週間 惨劇の町「人が消えた」 イドリブ住民 SNSで訴え

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【シリア攻撃】
シリア化学兵器使用疑惑1週間 惨劇の町「人が消えた」 イドリブ住民 SNSで訴え

5日、空爆による被害を受けたシリア北西部イドリブ県南部ハーン・シェイフーン(ロイター) 5日、空爆による被害を受けたシリア北西部イドリブ県南部ハーン・シェイフーン(ロイター)

 【イスタンブール=佐藤貴生】化学兵器使用の疑いがあるシリア北西部イドリブ県南部の空爆から11日で1週間が過ぎた。現場となった町ハーン・シェイフーンの住民らが、SNSを通じた産経新聞の取材に、変わり果てた故郷の様子を語った。

 「4日の空爆までは人々は働きに出て、通りには多数の車が通っていた。空爆で暮らしは文字通りまひ状態になった。町から人が消えてしまった」

 こう語ったアムジャドさん(29)によると、家族の財産を守るために残っている若い男性以外の大半は、近くの町に避難した。少なくとも83人が死亡、350人が負傷しているとの情報があるというが、町で唯一、機能している病院には医師2人と看護婦6人しかいない。「こんな中でもアサド政権は空爆を続けているし、世界の国々はシリアで軍事と政治のゲームに興じている」と憤った。

 結婚し子供が1人いるという女性のアムナさん(25)は「空爆前、市場ではそこそこの値段で食料や雑貨が買えたが、今は市場も開かない」と話した。

 「特に夜はゴーストタウンのようだ」と話す人もおり、町中は閑散としているようだ。多くの人が、4日以前から「空爆は日常的に行われていた」と証言する。

 「化学兵器を使ったアサド政権には強硬に対応すべきだ」「欧米は空港や大統領の居住地への攻勢を強めるべきだ」。15歳と16歳の少年と29歳の男性は、SNSで送ってきた動画で口々に訴えた。政権側は化学兵器使用を否定している。

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