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【英EU離脱】ほくそえむ中国、英中蜜月で日米牽制のもくろみ 「一帯一路」構想、人民元国際化、武器輸出解禁…「千載一遇のチャンス」

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【英EU離脱】
ほくそえむ中国、英中蜜月で日米牽制のもくろみ 「一帯一路」構想、人民元国際化、武器輸出解禁…「千載一遇のチャンス」

29日、ロンドンの英首相官邸前に集まった親欧州連合のグループ(共同) 29日、ロンドンの英首相官邸前に集まった親欧州連合のグループ(共同)

 【上海=河崎真澄】中国が欧州連合(EU)離脱を29日に通告する英国を取り込む戦術を着々と進めている。習近平指導部が狙っている新シルクロード経済圏構想「一帯一路」で、外交面でも経済面でも「英中連携」が有益と考えているからだ。同時に日米への牽制(けんせい)にもなると踏んでいる。

 「中国にとっては千載一遇のチャンスだ」。匿名を条件に取材に応じた中国の複数の関係者は、英国のEU離脱に関し口をそろえてこう話す。解説を集約するとポイントは3点ある。

 まず「一帯一路」と、これを資金面から支える中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)で英国の重要性や存在感がいやます点。「英国はEU依存度を減らす分、対中関係拡大に動かざるを得ない。(1840~42年の)アヘン戦争の時代から中国での権益を虎視眈々と狙ってきた英国の発想は今でも変わらないが、中国はこれを逆手に取る」と政治学者は話す。

 中国を起点に、欧州まで陸路と海路でインフラ建設による経済利益を共有する構想は、地図上で英国が終点。英国からみれば起点と終点が逆転する構図だ。

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