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【朴政権崩壊】経済悪化に拍車、泥沼に 大統領選に向け野党は追い風だが危機感も

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【朴政権崩壊】
経済悪化に拍車、泥沼に 大統領選に向け野党は追い風だが危機感も

ソウル中央地検に出頭する朴前大統領(ロイター) ソウル中央地検に出頭する朴前大統領(ロイター)

 また、家計負債額は1300兆ウォン(約130兆円)。カード債務の返済不能の件数、額も増え続けている。生活費の4割以上を借金返済に充てる「限界世帯」は134万世帯に達する。

 韓国経済は朴槿恵政権発足(13年)当初から暗雲が立ちこめ、年ごとに悪化した。朴氏の疑惑浮上からの約5カ月間、財閥関与などの悪材料が加わり、一層泥沼に漬かった状態だ。

 こうした状況は朴氏退陣に情熱を注いだ最大野党「共に民主党」に“追い風”となっている。5月の大統領選の有力候補である同党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は、世論調査の支持率で独走状態だ。

 ただ、大統領選を前に野党が“朴たたき”を執拗(しつよう)に続けることを戒める声は保守世論の間に強い。韓国が直面する大きな懸案は、経済と北朝鮮問題だ。文氏自身、テレビの公開討論で最大課題に「雇用」を挙げ経済低迷に危機感を示している。

 だが、経済好転にプラス材料はほとんどない。今年の経済見通しを上方修正した日本などと比べ「韓国だけ取り残される」(韓国紙)といった悲観論に合わせるかのように韓国経済は日々、悪化を続けている。

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