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【矢板明夫のチャイナ監視台】毛沢東時代に先祖返りか 共産党主席復活の組織改革案 習近平氏への権力集中狙いも反対派はどうでる

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【矢板明夫のチャイナ監視台】
毛沢東時代に先祖返りか 共産党主席復活の組織改革案 習近平氏への権力集中狙いも反対派はどうでる

 中国の習近平指導部が秋に開かれる第19回共産党大会で、1980年代に廃止された党主席制の復活を含む党組織改革を検討していることが判明した。複数の共産党筋が明らかにした。7人で構成する政治局常務委員会による集団指導体制を実質的に廃止し、習近平国家主席個人への権力集中をはかることが狙いだ。しかし、この改革案に対し党長老を中心に反対意見も多くあり、夏に河北省の避暑地で行われる党の重要会議、北戴河会議が推進派と反対派の攻防の山場になりそうだ。

(※3月10日にアップされた記事を再掲載しています)

 共産党筋によると、改革案は習氏の側近、栗戦書・党中央弁公庁主任が中心となり昨年年末までに作成した。党組織の頂点に「中央委員会主席」(党主席)という役職を新しく設け、党中央委と党直属の中央機関を統括し、人事と政策などを決める最高責任者となる。党主席の下に補佐役として数人の副主席が置く。

 現在の最高指導者としてつけられる総書記ポストは存続するが、実務担当部門の中央書記処をとりまとめる責任者に格下げられる。

 現在、最高指導部とよばれる政治局常務委員会の名前は残るが、無力化されるという。この改革案が可決されれば、毛沢東時代だった1956年に行われた第8回党大会直後の党組織に戻る形となり、ほぼすべての権限が党主席1人に集中することになる。

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