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【クリミア併合3年】親露派は「平和」を強調するが…ロシアとの一体化に見えぬ未来 観光地は閑古鳥

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【クリミア併合3年】
親露派は「平和」を強調するが…ロシアとの一体化に見えぬ未来 観光地は閑古鳥

シンフェロポリで16日、住民投票から3年を記念して行われたパレード=ウクライナ南部クリミア半島 シンフェロポリで16日、住民投票から3年を記念して行われたパレード=ウクライナ南部クリミア半島

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 クリミアでは、モスクワでよく見かける銀行や携帯電話会社、小売店などはまったくない。欧米の制裁を背景に、外国企業だけでなく露国内の企業もクリミア投資を控えているためだといわれる。外国との流通網が遮断された結果、スーパーに並ぶ商品はモスクワ以上に高いものが少なくない。

 併合で深刻な影響を受けているのが、クリミアの主力産業である観光だ。

 旧ソ連時代、指折りの観光地だった半島南部ヤルタ。海岸沿いで軽食を売っていたセルゲイさん(24)は、閑散とした光景を見つめながら「夏に観光客が来るかどうかだな」と、うつろな表情で語った。

 併合を受け、クリミアへの海外からの観光客は「皆無になった」(地元住民)。港を訪れていた若者は「夏場、港は海外からのクルーズ船であふれたものだが、もう一隻も来なくなったよ」と明かした。

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 ロシアによる併合に反対した、イスラム教徒が主体のタタール系住民(クリミア・タタール人)の抑圧も依然として指摘される。

 ウクライナのメディアによると、クリミアでは今年に入ってからもタタール系の社会活動家や弁護士などの拘束が相次いでいる。シンフェロポリ市内では、「過激主義団体」だと当局に認定された住民組織の建物が、閉鎖されたまま放置されていた。

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