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【金正男氏殺害】マレーシア首相「北と断交しない」 「人質」自国民の安全優先か

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【金正男氏殺害】
マレーシア首相「北と断交しない」 「人質」自国民の安全優先か

マレーシアのナジブ首相=8日、クアラルンプール(ロイター) マレーシアのナジブ首相=8日、クアラルンプール(ロイター)

 【クアラルンプール=岩田智雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシアのナジブ首相は8日、「われわれは北朝鮮の友好国だ」と述べ、北朝鮮との外交関係を断絶する計画はないことを明らかにした。

 北朝鮮は7日、北朝鮮にいるマレーシア人の出国を禁止し、マレーシアも同様の対抗措置を取ったが、首相は今後、北朝鮮側の要求を確認して、話し合いで事態を解決する方針を示した。

 ザヒド副首相もAP通信に、「重要なのは平壌にいるマレーシア人の安全だ」と述べており、政府として事実上の「人質」となっている国民の安全確保を優先するため、悪化の一途をたどっていた北朝鮮との関係を一定程度、食い止めることを示唆した形だ。

 一方、地元メディアによれば、マレーシア当局は7日、サラワク州で橋の建設作業に従事していた北朝鮮国籍の労働者37人を不法滞在容疑で逮捕した。

 マレーシアには約1千人の北朝鮮国籍の人がおり、同州では約170人が建設事業や炭鉱労働に従事しているとされる。

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