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中国、南シナ海人工島にミサイル施設 20基超完成間近 ロイター報道

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中国、南シナ海人工島にミサイル施設 20基超完成間近 ロイター報道

米軍が2015年5月に公表した、南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ礁の画像(ロイター=共同) 米軍が2015年5月に公表した、南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ礁の画像(ロイター=共同)

 【北京=西見由章】ロイター通信は22日までに、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島に、長距離地対空ミサイルの格納施設とみられる構造物を20基以上建造し、完成間近だと報じた。複数の米政府当局者が明らかにしたという。

 コンクリート製の格納施設はスービ(渚碧)礁とミスチーフ(美済)礁、ファイアリークロス(永暑)礁で建造されている。高さ約10メートル、長さ約20メートルで開閉式の屋根を備えているという。

 中国外務省の耿爽報道官は22日の記者会見で、ロイターの報道について「中国は自国の領土に必要で適度な防衛施設を建設している。これは国際法に認められた主権国家の正常な権利だ」と反発した。

 中国は南シナ海問題をめぐり、領有権を争う沿岸諸国との間で「対話と安定の方向に向かっている」と主張してきたが、軍事拠点化を急いでいる実態が改めて浮かび上がった形。21日にフィリピンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の非公式外相会議では、南シナ海で軍事拠点化を進める中国に対して加盟国から懸念の声が上がっていた。

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