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【石平のChina Watch】中国の「植民計画」が始まった まずマレーシアに100万人、そしてアジア諸国へ…

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【石平のChina Watch】
中国の「植民計画」が始まった まずマレーシアに100万人、そしてアジア諸国へ…

国連欧州本部で演説する中国の習近平国家主席。中国企業による海外での「植民」計画が関心を集めている=1月、スイス・ジュネーブ(AP) 国連欧州本部で演説する中国の習近平国家主席。中国企業による海外での「植民」計画が関心を集めている=1月、スイス・ジュネーブ(AP)

 中国伝統の「元宵節」である11日、中央テレビは恒例の総合番組「元宵晩会」を全国に流した。その中で特に目立ったのは、最大のスポンサー企業である碧桂園の自社プロジェクト宣伝である。

 碧桂園は中国の大手不動産開発業者で、9万人の従業員を抱え、年商1400億元(約2兆3300億円)を超える巨大企業である。この碧桂園が「元宵晩会」で宣伝に最も力を入れたのは、2015年末から着手し、2035年の完成を目指す巨大投資プロジェクト「森林都市計画」である。

 「森林都市」とはその名の通り、何もないところに1つの都市を丸ごと造る計画だ。碧桂園は2500億元(約4兆1600億円)を投じて、住宅30万戸と関連の商業施設・教育施設からなる街を、20年の歳月をかけて造っていくのである。

 いかにも中国巨大企業らしい壮大なる計画だが、実は碧桂園は、中国国内ではなく、外国のマレーシアでそれをやろうとしているのだ。

 昨年から、マレーシア政府の許可と支持を得て、シンガポールに隣接する同国のイスカンダル地区で、碧桂園はこの「森林都市プロジェクト」を始めた。予定地はシンガポールの国境からわずか2キロの距離である。

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